看護師として長年活躍していながら、結婚や介護など家庭の事情で一度看護師を辞めてしまい、そのまま復帰せずにいる人を潜在看護師と言います。
折角資格や専門知識、経験を持っているにも関わらず、それを活かせずにいる潜在看護師は非常に多いと言われています。
この潜在看護師が生まれる要因として、復職に対するハードルの高さがあります。
数年間のブランクがあると、仕事を上手くできるか分からない、あるいは最新の医療事情が分からないといった不安を抱えている人が少なくありません。
この状況は個人の問題だけでは無く、看護師不足が深刻な日本全体の問題として向き合う必要があります。
実際にブランクを不安に思う潜在看護師に向け、様々な支援が行われています。
いずれの支援も基本的に国や公的機関がバックアップをしているので、無料で参加が可能です。
例えば、5日間や7日間集中講座を開催して復職に向けたサポートを行うケースや、インターネット配信で復職に向けた研修内容を提供しているケースもあります。
復職を不安に感じる人もこれらのサポートを受けた後に復職するかを検討してみると、考え方も変わるでしょう。
看護師は少子高齢化が進んでいる日本において、今後も欠かせない存在です。
自身の経験や知識で人を助けられる、非常に社会性の高い仕事と言えます。
また、近年は60歳を超えても看護師として活躍している人が増えているように、長く続けられる仕事でもあります。
現在潜在看護師であるという人は、看護師として安心して復職する方法をまずは確認し、可能性を模索してみてはいかがでしょうか。